筋トレ×ミニマリストブログ

モノと脂肪は少なくていい。

ミニマリストをやりすぎた悲惨な末路とは。

f:id:gorillakozeki:20211023170947j:image

 

最近、ミニマリストの関連検索で「ミニマリスト」+「末路」というキーワードを見かけました。

 

末路という言葉を検索すると

 

「盛りを過ぎた末。なれのはて」

と出ました。

 

寂しげで哀れなイメージですね。

 

なんとこの悲しげな検索ワード、Googleで月に1000件〜10,000件も検索されているんです。

 

併せて「ミニマリスト」+「悲惨」という検索ワードも人気のようです。

 

皆さんミニマリストの悲惨な末路が見たいのでしょうか。。

 

ミニマリストというと、メディアで見かけるのは、家に本当に何も無い極端な人が多いですよね。

 

そういう人を見ていると最終的に貧相で悲惨な生活をしているイメージがあってもおかしくないですね。

 

もしくはミニマリストに嫌なことを言われたりした経験から、負の感情を持っていて哀れな末路を見たいのでしょうか。

 

さて、前置きが長くなりましたが、

 

今回は物を減らしまくったミニマリストの末路がどうなるか、私の例を紹介したいと思います。

 

追記 この記事にキーワード検索でたどり着いた方に、最後にメッセージを追記しました。

 

 

この記事を書いた人
プロフィール
コゼキ@gorilakozeki 

 

【段ボール5個の荷物と15着の服で生活するミニマリスト】

「モノと脂肪は少ない方が良い。」

をモットーに筋トレとミニマリズムについて発信。月間PV3万。 

 

 

ミニマリストをやりすぎた悲惨な末路。【実体験】

f:id:gorillakozeki:20211020233051j:image

↑物を捨てまくった当時の部屋。

 

家具はゼロ。段ボール3個分の荷物と布団だけで生活してました。

 

なんでこうなったか。

 

私は、元々たくさんの物を所有したがるタイプでしたが、就職、転勤を機に徐々に物を減らすようになりました。

 

短期間ですがビジネスホテルで生活した経験もあり、持っているほとんどのものはなくても困らないことに気づきました。

 

さらにこの本に出会ったことが決定打となり、ほとんどの物を捨て去るに至ったのです。

 

(物が捨てられなくて悩んでいる人は一度読んでいただきたい。)

 

 

 

では、その末路はどうなったのでしょうか。

 

1、生活の質が落ちる

f:id:gorillakozeki:20211023171158j:image

すぐに感じたのが、生活の質が落ちたな。ということ。

 

具体的には、

 

・食器を捨てて紙皿割り箸に

 →食事が美味しく見えない

 

食器があった方が美味しく見えて食事が楽しくなります。

 

 

・ベッドを捨てて布団にする

 →ぐっすり眠れない

 

どこでも寝れる人はいいですが、私の場合、布団や寝袋では快眠できませんでした。

 

上質なマットレスを買ったら世界が変わりました。

 

 

・机と椅子を捨てる

 →家で作業に集中できない

 

床での作業や食事は腰が死にます。

 

作業に集中できないし、結局床が痛いので一日のほとんどをベットで過ごす等、本末転倒な結果となりました。

 

 

www.minimalgorilla.com

 

 

以上のように、ミニマリストをやりすぎると、生活の質が落ち、健康や心の豊さを失います。

 

 

↓現在はこんな感じに落ち着いています。

 

何もない部屋でも暮らせないことはないですが、やりすぎれば間違いなく生活の質が落ちます。

 

ミニマリストになりたいから洗濯機を捨てる→毎日手洗いで洗濯物を洗う。

とか、本末転倒です。

 

(手洗いの洗濯が楽しいならいいですが。)

 

2、他人との関係が悪化する

f:id:gorillakozeki:20211022183715j:image

 

ミニマリストを追求して、少ないモノで暮らすの快適さを知ると、しばしば他人にまでミニマリストを押し付けることがあります。

 

例えば、私も過去にテレビを持っている人に対して、

 

「テレビなんてなくても平気だよ。捨てたほうがいい。」

 

みたいな感じでミニマリストを押し付けるような発言をしたことがあります。

 

完全にミニマリスト末期症状ですね。

 

相手からしたら間違いなくウザいやつだったでしょう。

 

必要なものは人それぞれ。

 

テレビが必要な人もいれば、いらない人もいます。

 

捨てるべきアイテムなんて他人が決められるものではありません。

 

ここに気づかず、他人にミニマリストを押し付けた先には悲惨な末路が見えてきそうです。

 

「ミニマリスト+結婚できない」とかいうキーワードもありましたが、ミニマリストじゃない同居人にそれを押し付ければ、そりゃうまく行くはずがありません。

 

www.minimalgorilla.com

 

3、娯楽を全てNGと捉え始める

f:id:gorillakozeki:20211022183644j:image

いわゆる意識高すぎマン。

 

先ほどのテレビの例のように、漫画やゲームも全て捨て去った私は、

「あれ?娯楽系のアイテムってなくても平気じゃん」と気づきます。

 

そして、その時間を筋トレ、SNSでの筋トレ人との出会い、ブログ、資格取得等に充てるようになります。

 

その上、毎日21時くらいまで働いていたので、娯楽をする時間が全くなくなりました。

 

当時は、

「娯楽なんて時間の無駄。自分のやるべきことのために無駄を全て削らなければ。」

 

みたいな意識高い系思考になりつつありました。

 

確かにその期間で成長した部分もありますが、今思うと本当に豊かな生活だったか疑問です。

 

人生は暇つぶしとも言ったように、楽しいことをやった方がいいです。

 

ゲームだって楽しかったらやってもいいし、感動を与えてくれる作品もあります。

 

ブレスオブザワイルドは神ゲー。

 

 

オブジェとかも無駄だと思っていましたが、置いて気分が上がるなら全然アリだと今なら思います。

 

4、身だしなみを放棄する

f:id:gorillakozeki:20211122235837j:plain

ミニマリストになると服を減らしたくなるんですよ。

 

で、不要な服を捨てるだけならいいんですが、やりすぎて、必要最低限の身だしなみがクリアできなくなりダサくなったことがあります。

 

今は最低限のワードローブである程度の身だしなみはクリアできるようになりました。

 

 

www.minimalgorilla.com

 

 

「単純に着られればいい」と言う思考で服を選ぶと、ほぼ間違いなくダサい服装になります。

 

若いうちはいいかもしれませんが、社会人になってどこに行くにも全身ユニクロ、中学生のようなコーディネートは身だしなみとして不十分。見た目で損をすることになります。

 

(もちろん、ユニクロの良いアイテムはあります。)

 

あとは髪型。「坊主にすればバスタオルも捨てられるし、ドライヤーも捨てられるやん」みたいに思ってバッサリ行ってました。

f:id:gorillakozeki:20211122232508j:plain

 

別にベリーショートを批判するわけじゃないですが※、一番尖っていた時は、「マジで髪型とかどうでもいい。」と思っていました笑

※私がベリーショートが似合わないだけ。

 

極端に周りを気にして流行を追う必要もありませんが、少なくとも大人の男としてのお洒落はしておいた方が生きやすいと思います。

 

(自分個人としては「裸に筋肉のスキンヘッド」が一番かっこいいと思っているんですが、社会は許してくれませんからね。)

 

ダサいと言うだけで女性からモテる率は大幅に下がりますし、仕事でも身だしなみができていないと色々損をします。

 

ほとんどの人は可愛い、かっこいい人と付き合いたいと思います。

 

それなら最低限の身だしなみは必要。

 

ちなみに男の身だしなみは以下の本がめちゃくちゃ参考になります。

 

ファッション誌を何冊も読まなくてもこの本を1冊を極めれば十分。

 

 

ミニマリストを言い訳に身だしなみから逃げてはいけません。

 

ミニマリストになったために、一生彼女なしとか悲惨すぎますよね。

 

なぜ悲惨な末路になるのか?

以上、ミニマリストをやりすぎた悲惨な末路を紹介しました。

 

私が悲惨な末路になった理由はミニマリストになる(物を減らす)ことを目的にしてしまったからです。

 

ミニマリストの本当の目的は、

「自分にとって不要な物を手放すことで、自分がやりたいことに人生のリソースを集中し、生活をより豊かにすること」です。

 

ミニマリストの悲惨な末路に行き着く人は以下のような傾向があります。

 

悲惨な末路になる人の傾向

●物が少なければ少ないほどいいと思う

●生活が不便になってでも物を減らす

●人生の質を下げてでも物を減らす

●価値観を他人に押し付ける

 

元々、少ない物で暮らして生活を豊かにすることが目的だったのに、逆に、不便で貧しい生活を送っている。

 

さらに自分の意見を押し付けて人間関係に悪影響を及ぼす。

 

これがやりすぎミニマリストの末路ではないでしょうか。

 

まぁこれは、ミニマリストに限った話じゃないんですけどね。

 

例えば筋トレだって適度にやる分にはいいですが、筋トレのことしか頭にない生活だったら絶対どこかで歪みが出てきます。

 

加えて筋トレを無理やり押し付けてくる脳筋なんて、うざいこと間違いない。

 

ミニマリストの悲惨な末路を回避するには

 

先ほどの話を踏まえると簡単。

 

ミニマリストの悲惨な末路を回避するには

●ミニマリストになる目的を忘れない

●人にミニマリストになることを押し付けない

 

上記の2点に気を付ければいいでしょう。

 

悲惨な末路を経験して良かったこと

最後に、やりすぎミニマリストの末路は単純に悲惨なだけかというとそうでもありません。

 

良かったこともあります。

 

というのも

 

何もない部屋に住んでみると、

 

「紙皿だと食事が美味しく感じないな。」

 

「ベッドって本当に素晴らしい。。」

 

「テレビがない方が家族とのコミュニケーションが増えるな。」

 

「服は上質なものを少数精鋭で揃えると便利だな。」

 

とか、色々気づきがあるんですよ。

 

いつも当たり前にあるものを、一回手放してみることで自分にとって本当に必要な物が見えるというのはあります。

 

自分にとって何が必要で何が不要か分からない、物を捨てられない人は、引越し等を機に一度、全部捨ててゼロの部屋から出発してみるのもありではないでしょうか。

 

大丈夫。一度手放してもまた買えばいいだけです。

 

ただし、人間関係だけは修復が困難なので気を付けましょう。

 

以上、ミニマリストの悲惨な末路について実体験を踏まえて紹介しました。

 

悲惨な末路を期待して検索をした方へ

「ミニマリスト+悲惨」「ミニマリスト+末路」といったキーワードについて、ミニマリストの悲惨な末路を期待して調べた方。

 

ポジティブな気持ちでこのワードを検索した訳ではないですよね。

 

人間は、自分の生活が充実していないと、他人の不幸をみて、自分はまだマシだと思いたくなるものです。

 

もしくは本当は物を減らしたいけど、できない。部屋が散らかっている。

 

そのジレンマから、「ミニマリストは極端なことをやっている奇人なんだ、悲惨な奴らなんだ!」と考えて、片付けられない自分をを正当化しようとしているのかもしれません。

 

(いわゆる「認知的不協和の解消」というやつ)

 

いずれにせよ、ミニマリストに何かしらネガティブな感情を持っていなければこのワードは検索しないでしょう。

 

そして自分の人生が充実していれば、他人の悲惨な末路なんてわざわざ検索しないはずです。

 

私も昔、芸能人のスキャンダルニュースを熱心に見たりしてましたが、

 

他人の不幸を喜んでいても、自分の人生は全く良くならないんですよね。

 

そんなことに時間を使う自分に嫌気がさして、テレビを捨てて、SNSを見るのもほとんど辞めるようにしてからは、より自分のやりたいことに注力できるようになった気がします。

 

ミニマリストは自分のやりたいことのために、必要ない物を手放している人です。

 

それは物に限らず、考え方や、行動、ライフスタイルも同じです。

 

あなたが本当にやりたいことは、他人の不幸を見ることでしょうか。

 

そんなことをするよりも、もっとやりたいことがあるはず。

 

知らない他人の不幸について熱心に調べている暇があったら、自分の目の前の大切な人のことを考えた方がいいに決まってます。

 

自分の本当にやりたいことのために、無駄なものは手放しませんか?

 

【関連記事】

 

www.minimalgorilla.com