会社が家の目の前にある「職住近接」生活。
あなたは憧れますか?
こんにちは。通勤を手放した系ミニマリストです。
私は現在会社から徒歩3分、自転車で1分の距離に住んでいます。
『会社が家から近すぎるのは嫌だ。』
まぁ気持ちは分かります。
私も最初はそう思って電車で30分くらい(ドアtoドアで1時間)のところに住んでたことがあります。
でも実際会社の近くに住んでみると、職住近接はデメリットよりはるかにメリットが大きいと感じています。
結局、今まで5回転勤していますが、ずっと会社の徒歩圏内に住み続けています。
特に一人暮らしの方には職住近接はオススメ。
実際の経験からメリットデメリットを紹介しますので、会社の近くに住もうか考えている人は、参考にしてみてください。
職住近接(徒歩通勤)のメリット
1.自分だけ瞬間移動
お得度★★★
通勤に片道1時間かかる人と比べたら職住近接の人は1日が26時間になったようなもの。
自分だけ瞬間移動できるかのような神の力を得ることができます。
例えば
・21時に退社しても21時3分にはベットイン可。
・同僚が駅に向かって歩いているまでの間に、風呂に入って飯を食べ終わることが可能。
・朝9時出社なら8時57分に家を出ればいい。
・みんなが出社している時間にジムに向かって筋トレ可能。
その後、カフェに寄って出社してもよし。
自分だけ瞬間移動の使い手になれる。
これが職住近接の最強のメリットです。
2.体力も精神力もノーダメージ
お得度★★★
職住近接生活に慣れると気付きますが、長時間の通勤で失う体力と、精神疲労は異常です。
満員電車なんて仕事より疲れます。
車通勤も車の運転が好きな人でなければ、色々と気を使うことがあるので、知らず知らずのうちに精神的な体力を消費しているでしょう。
徒歩数分程度なら体力的にも精神的にもノーダメ。
むしろ適度な運動でリフレッシュになります。
3.遅延や渋滞と無縁
お得度★★☆
電車や車で通勤していると、電車遅延や渋滞の可能性も考えて少し早めに家を出ないといけないですよね。
始業15分前とかには着くようにしている人も多いのではないでしょうか。
個人的にこれがすごいストレス。
なんで遅延を前提として早く会社に行かないといけないんだと。
でも職住近接、徒歩通勤なら全く影響なし。
常にギリギリに家を出て大丈夫。
電車遅延や渋滞に怯える日々から解放されます。
4.手ぶら通勤できる
お得度★☆☆
通勤が長いと色々荷物が増えますよね。
会社まで徒歩なら通勤中に使うものは何もないので手ぶら通勤できます。
外回りの鞄は会社に置いておけば良いです。
5.ヤバイ人に巻き込まれにくい
お得度★☆☆
都会で電車に乗ってるとヤバイに結構出くわすんですよね。
叫んでる人、突然キレる人、臭い人、
酔っ払ってる人、ガラの悪い人、、
女性だと痴漢の心配もありますよね。
車通勤なら煽り運転の末の交通事故のリスクもあります。
職住近接だと会社に行くまでにヤバイ人に巻き込まれるリスクがかなり下がります。
6.昼休みにベッドで寝れる
お得度★★☆
私の昼休みのタイムスケジュールはこんな感じ。
12:00 昼休み
12:05 帰宅
12:05~12:15 食事
12:15~12:55 昼寝したり映画みたり
12:55 会社に戻る
夏はシャワーを浴びることもできます。
冬は布団に入って40分くらい仮眠もできます。
会社の人と面倒な世間話をする必要もないのも気が楽です。
7.忘れ物を取りに帰れる
お得度★☆☆
会社が徒歩圏内だと何か忘れ物があっても取りに帰れます。
逆に会社に忘れ物をしてもすぐ撮りに行けます。
忘れ物が多い人は会社が近いと何かと便利です。
8.通勤手当による社会保険料増がない
お得度★☆☆
通勤手当は月15万円以下なら非課税ですが、実は社会保険料には影響があります。
通勤手当のせいで手取りが減ってしまうということをご存知でしょうか。
一例ですが月給349,000円で社会保険料が4,7787円の人がいるとします。
その人が月21,000円の通勤手当をもらうと、月給370,000円になり、社会保険料は53,409円になります。
その差額5622円。
手取りが5,600円減っています。
あくまで一例なので、人によって金額は異なりますが通勤手当のせいで数千円の手取り減になる可能性は大いにあります。
月5000円なら年間6万円。
これは結構デカいので頭に入れといた方がいいです。
9.帰り道に無駄遣いしなくなる
お得度★☆☆
通勤が1時間とかあると、帰りに特に必要な物があるわけでもないのに、駅ビルやコンビニに寄りがちですよね。
私も場合電車通勤をしていた頃は、帰り道に飲み物を買ったり、ホットスナックを買ったり、無意識のうちに無駄な消費をしていました。
ですが徒歩3分ならすぐ家に帰れるので、無駄使いをすることがなくなります。
職住近接にすると受動的な消費(無駄使い)が減ります。
10.通勤中の腹痛とサヨナラ
お得度★☆☆
自分は『過敏性腸症候群』といって、ストレスがかかるとお腹を下す体質なので毎日の長時間の通勤はわりと恐怖でした。
特に朝の都会のトイレなんてめっちゃ混んでますし、途中で電車降りれない時もありますしね。
職住近接にしてからこの悩みはなくなり、なんと過敏性腸症候群自体なおりました。
通勤中にお腹が痛くなったらどうしよう→
不安→ますますお腹を下す
このループから抜けることができたために、病状自体も改善して今ではほとんど腹痛が起こることはありません。
11.感染症リスクほぼゼロ
お得度★☆☆
コロナで顕著になりましたが、感染症が流行っている時に電車に乗るのは極めてリスクが高いですよね。
徒歩通勤による感染症のリスクはほぼゼロです。
大都市の通勤ラッシュで感染症にかかるなという方が無理な気がします。
12.筋肉が増える
お得度★★★
会社が徒歩圏内なら仕事終わりでも筋トレをする時間が確保できます。
また、通勤ストレスもないため、コルチゾール(ストレスホルモンで筋肉を減らす物質)が出にくくなり、筋肉を失いません。
睡眠時間も確保できるので筋肉が成長します。
徒歩通勤は筋肉にいいことづくし。
マッチョになりたい人は絶対会社の近くに住むのがおすすめです。
職場近接(徒歩通勤)のデメリット
良いことばかりの徒歩通勤ですが、少なからずデメリットもあるので紹介しておきます。
1.オンオフの切替えがしづらい
残念度★☆☆
徒歩通勤の一番のデメリットはオンオフの切り替えがしづらい点と言われています。
私も仕事が佳境の時等は休日も仕事のことを考えてしまうことはあります。
でも仕事が落ち着いてる時は個人的にはほとんど気になりませんでした。
結局オンオフが切り替えられないのは、
『今仕事がしんどい状況なのか』が大きな要因。
仕事に追われてるわけでもなければ、会社が家から見えない程度の(徒歩5-10分程度)の職場近接なら気にならないと思います。
だって小学校まで徒歩10分だった頃、
『家が近いから休日も小学校のこと考えてオンオフ切り替えられない!小学校が近くて辛いよ!』
なんて思わなかったですよね。
オンオフ切り替えられないのは、家が近いことがだけが問題なんじゃないんですよね。
2.有給の日に会社の人と遭遇
残念度★☆☆
有給の日に近所のスーパーやコンビニに行ったら会社の人と遭遇しがちです。
有給の日に出かけるために電車に乗ろうとしたら駅から会社に向かって通勤してくる人に会いまくるとかもありました笑
私にとっては特にデメリットでもないんですが(むしろワシだけ休みやぞ^^と言う優越感さえある)、有給の日に会社の人に会いたくない人にはデメリットになるかも。
どうしても会社の人に会いたくなければ、通勤時間・昼休み・退勤時間の外出を避けるなどの工夫が必要ですね。
3.家賃が高い
残念度★☆☆
会社は利便性の高い立地にあることが多いので、場合によっては家賃が高いことがあります。
とはいえ、個人的には1-2万家賃を安くするためだけに会社から離れたところに住むのは本末転倒だと思っています。
例えば通勤に往復2時間かけると言うことは、時給2000円の人は毎日4000円分の時間を通勤に費やしていることになります。
月20日出社するなら8万円分の時間を失っていることになります。
「社会人はお金より時間の方が欲しい」とよく言いますよね。
私も同感で、給料が減っていいから週休3日にして欲しいと思っているくらいです。
人生の貴重な時間を通勤に費やすのであれば、1~2万程度家賃が高くなろうが、会社の近くに住んだ方がいいと思っています。
(遠くから通勤すること自体が好きな人は別として)
私は「毎月1万円あげるから、電車通勤1時間のところに引っ越して」って言われたとしても、絶対断ります。
割りに合わなすぎる。
4.遅くまで残らされる
残念度 会社による
これはブラック企業に勤務していない人は全く問題ないかと。
「家が近いからいつも深夜まで残れ!」という意味不明なことを言う会社は家が近くなくても長時間働かせてそうです。
私自身家が近いということで、緊急時に休日出勤した事がありますが、滅多にあることではないので大した問題ではないです。
個人的には年に何百往復も電車通勤する方がよっぽど辛いですね。
5.会社の人に家がバレる
残念度 ☆☆☆(男性の場合)
残念度 ★★☆(女性の場合)
家が近すぎると会社の人に家がバレます。
社員同士の距離があまり近くない、プライベートに干渉しない社風なら問題ありませんが、うざい先輩とがかいると面倒かもしれません。
私は筋肉ガードをしているので家がバレても会社の人が来ることはありません。
来たら張り倒します。
とはいえ、昨今の感染症が蔓延する社会では、家に押しかけてくる人なんていないので、問題ないかと。
女性の場合、変なおっさん上司に家を知られるのはリスクかもしれません。
会社から家が見えるくらいの距離は避けた方が良さそうです。
6.好きな場所に住めない
残念度★★☆
会社の徒歩圏内に住むということは、自分の好きな街を選ぶことはできません。
ですが会社の徒歩圏内でも実は少し離れるだけで住みやすいエリアがあったりするので、妥協できる場所を探してみるのがおすすめです。
仕事終わりは帰って寝るだけの人は、休日に好きな街に行けば良いかと。
7.ジムが近くにないと絶望
残念度★★★
会社の近くにジムがあればいいですが、ない場合は絶望することになります。
以上、徒歩通勤を経験して見えてきたメリット・デメリットを紹介しました。
最初にも言いましたが、私は7年間徒歩通勤をして全く後悔はありません。
最高です。
我が家がマイホームを買うのは退職後の予定なので、会社勤めの間は職場の徒歩圏内の賃貸に住み続けます。
会社の近くで、サクッと稼いでとっとと早期退職する。これが我が家のスタイル。
職住近接、徒歩通勤は時間面・体力面・精神面でとてつもないメリットがあります。
一人暮らし等で徒歩通勤の場所に引っ越すことが可能な方は、一度通勤を手放してみてはいかがでしょうか。
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