筋トレ×ミニマリストブログ

モノと脂肪は少なくていい。

親と縁を切ったら幸せになった話【後悔はない】

私は普段、自分の人生にとって不要なものをできるだけ排除し、自分が大切にしたいことに注力するために、ミニマリストについて発信しています。

 

 

ミニマリストというと、そこでは物理的なアイテムばかりがフォーカスされますが、実際のところ物理的なアイテム以外の取捨選択もとても重要です。

 

例えば私の場合

・行きたくない会社の飲み会

・ダラダラSNS巡回

・裏で陰口を言い合う表向きの友人

 

など

 

これらは服を一枚捨てるより人生に与えるインパクトが大きく、

 

手放してよかったと思っています。

 

その中で、私が手放して良かった事の1つに、『両親』があります。

 

今回はセンシティブなテーマなので、

 

読む人によっては不快な気持ちになるかもしれません。

 

でもこの記事を書こうと思ったのは、私と同じように家族関係の縁を切れずに苦しんでいる人の参考になればと思ったからです。

 

ですので、『親と縁を切るなんてとんでもない!』と思われる方はスルーしていただければ幸いです。

 

この記事を書いた人
プロフィール
コゼキ@gorilakozeki 

【モノと脂肪は少なく】

幼少期のトラウマから地元を捨て全国転勤しているゴリラ。田舎の良さに気づき、地方都市を転々としながら、少ないモノでシンプルに自由に生活している。

 

 

親と縁を切ったきっかけ

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私は物心ついた頃から、日常的に親から理不尽に殴られる環境でした。

 

親が絶対の世界で、ただ機嫌を損ねないように振る舞っていたことを覚えています。

 

両親共に夜職だったため、平日は小学校から帰ると親はいなく、夜は兄弟と過ごした記憶が多いです。

 

親はほとんど家にいませんでしたが、朝方家に帰ってくると暴力や夫婦喧嘩が始まります。

 

なので親が休みで一日中家にいる日は憂鬱でした。

 

親の機嫌で理不尽に殴られ、上の服が全部血で染まる状態になるも救急車を呼んでもらえず(虐待がバレるので)、着替えてからタオルで頭を隠しタクシーで病院に行ったこともあります。

 

(保険証がないので普段は病院に連れて行ってくれません)

 

父親はうちの家族の他に、別の家族があり私が知らない兄弟が何人もいました。

 

そんな家庭環境だったので両親は小学生の頃に離婚。父親はバツ3に。

 

母親は知らない人と再婚したため、私は高校生で実家を出ました。

 

他にも親が逮捕される、虐待の通報で警察に保護される等、ヤバいエピソードは沢山ありますがキリがないのでこの辺に。

 

ドン引きされそうだな。。

 

とにかく、子供の頃から「このままだと大人になるまでに死ぬ。早く家を出ないと俺は終わる。」と思っていました。

 

実家を出てしばらくは完全に縁を切ることができませんでしたが、

 

社会人になってから「自分の周囲にも危害が及びそうである」と思ったことをきっかけに、完全に縁を切りました。

 

親と縁を切る1%の葛藤

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私の中で親と関わることは苦しみしかありませんでした。

 

でも、心の中で1%くらい

 

「そうは言っても血の繋がった両親でもあるよな」という葛藤もあったんですよね。

 

親と縁を切りたいけど切れない人は、この目に見えない血の繋がりに苦しんでいないですかね。

 

あと、当時は周囲の目も気になりました。

 

実家に帰っていないことを周りの大人に話すと、

 

「そうは言っても育ててくれた親でしょう。大切にしなさい。」

 

と言われることも沢山ありました。

 

過去付き合った女性からは、「両親を大切にしている人が好きなんだ」と言われることもありました。

 

(黙れお前らに何が分かる。)

 

他にも現実的な問題として

 

結婚する時、縁を切ってたらこっちの親族誰もいないんだな。とか

 

就職するときの身元保証人って誰にしたら良いんだろろう。とか

 

そんなことも気になっていました。

 

でも私にとって、もはやそんなことを考えること自体面倒で苦しく、嫌な気持ちになるだけでした。

 

親と縁を切ったら幸せになれた

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まぁ色々葛藤はありましたが、最終的にもう全てから解放されたいという気持ちが勝ち、結局縁を切りました。

 

1%後悔するかもしれないという気持ちもありましたが、

 

99%の苦しみから解放されたかったのです。

 

これ以上、親に人生を台無しにされたくない。

 

そう思い「もう何があっても会う気はない。」と伝えました。

 

両親もそれに対して引き留めてはきませんでした。

 

その後、10年近く会っていません。

 

感想としては、一言で言うと「俺は自分の人生を手に入れた。」です。

 

理不尽に殴られることもない、怒号が飛び交う家にいなくていい

 

犯罪に巻き込まれることもない、お金を無心されることもない

 

自分の大切な人たちが侵害されることもない

 

好きな仕事をしていい、どこに住んでもいい

 

あぁ平和だ。これが幸せということかと。

 

血の繋がりというワードに縛られ葛藤していたものの、実際覚悟を決めたらなんてことはなかった。

 

「世間体」と「血の繋がり」

 

そんなことよりも心の平穏を優先してよかった。そう心から思う。

 

また、親との関係での苦しみから解放された分、他人に優しくする余裕も生まれました。

 

その後、血の繋がりが全てじゃないことに気づく

 

「親が絶対」の狭い世界だった子供時代は気づきませんでしたが、

 

大人になって色々な人と出会う中で、「血が繋がっていなくても大切にしたい人はいる」ということに気がつきました。

 

血が繋がっていなくても守りたいと思う人はいますし、守ってくれる人もいる。

 

就職して全国転勤をする中で色々な人と出会いました。

 

第二の故郷、父親母親だと思ってくれて良いよ!と言ってくれる大人にも出会うことができました。

 

駆け出し社会人の頃、厳しくも可愛がってくれた上司は今でも尊敬しています。

 

私は親に殴られても、泣きませんでした。

親が亡くなった時も、涙は出ませんでした。

 

でも、尊敬する上司から褒められた時に泣きました。

上司が出世した時、嬉しくて涙が出ました。

 

母親代わりでいいよと言ってくれた方が、私が転勤で引っ越す時、最後まで見送ってくれて涙が止まりませんでした。

 

親から離れることで、より「血の繋がりは関係ない」ということに気づくことができました。

 

自分から会いたいと思う人を、俺は大切にしたい。

 

人間は人との縁がなくなることを恐れていると思います。

 

だから親と縁を切ることが怖い。

 

でも人の縁は血が繋がっているかだけではない。

 

自分次第でつくっていけるんです。

 

親と縁を切ることは大きな決断ではあったので、色々心配はありました。

 

でもその後の人生、理解のある人間が周囲にいてくれるおかげで、なんとか生きれています。

 

絶縁は後悔のないように。自分で決める。

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『たった一人の親なんだから大切にしなよ。』何度も言われるこの言葉。

 

絶縁を考えるほど苦しんでいる人の気持ちを、他人が分かるわけありません。

 

自分にとって唯一の親。そんなことはわかってますよね。

 

その関係を切ろうと思うほど悩んでいるんです。

 

そういう人たちには他人が計り知れない、相当な苦しみがあるはず。

 

でも本当にそんなに苦しんで、関係を継続する必要があるでしょうか。

 

おそらく多くの人は

 

「縁を切って後悔する」ことを気にしていますが、

 

「縁を切らず苦しい人生を送って後悔する」

 

ことも考えた方がいいような気がするんです。

 

そして重大な決断であるからこそ、周りに流されるのではなく、自分で決めた方がいい、と強く思う。

 

私は絶縁後、数年経って父親が亡くなりました。

 

関係を修復することなく死に別れ、葬式にも行っていませんが、後悔はありません。

 

死ぬまで親に会えなくて後悔しない。

 

完全に縁を切るには、これくらい覚悟が必要です。

 

プチ絶縁でもいい

私は別に絶縁を推奨している訳ではありませんが、家族との関係に苦しんでいるけど、完全に縁を切る踏ん切りがつかない人は、プチ絶縁をおすすめします。

 

(それ絶縁じゃねえよ。というツッコミは重々承知)

 

完全絶縁宣言をする前に、徐々に距離をとって数年会わないということをやってみる。

 

「程々の距離感なら、付き合っていけるな。」と思うかもしれません。

 

逆に、「数年ぶりに会ってもやっぱり無理。二度と会いたくない。」

 

と思うかもしれません。

 

いきなり100、0で考えるのではなく、0に近づけてみるのも一つの方法かと。

 

エピローグ

最後に、崩壊した家庭で育ったことで、自分の人生にプラスになることもあるので紹介します。

 

【状況把握能力向上】

親に頼ることはできなかったため、幼い頃から常にどうやって生きるかを考えていました。

 

また、最適な行動と取らないと殴られるので状況把握能力が向上しました。

(完全にヤクザ教育)

 

周囲の状況を見て最速で行動できるおかげで、仕事では無敵です。

 

(働きすぎて体力的に死んだことはありますが)

 

【精神年齢上昇】

同年代の子供が泣いてお菓子の購入をねだる中、私は野菜の値段を暗記していました。

(安くなっている野菜を母親に報告して気に入られようとしていた)

 

8歳にして下に3人弟妹がおり、両親は夜家にいないため、両親代わりをしていました。

 

同世代が大学受験で苦しんでいる中、私は金を稼ぎ生きることに苦しんでいました。

 

その結果、同世代より圧倒的に精神年齢の成長が早く、家庭以外の問題で悩んだことがありません。

 

【強靭メンタル習得】

幼少期が人生で一番辛く死の恐怖を感じていたため、その後一般的に同世代が悩むこと(恋愛、受験、就活、仕事等)を問題としなくなりました。

 

たいていの問題は死ぬわけでもないので、動じずに解決できます。

 

俺ならなんとか出来る。と言う揺るぎない自分への信頼があります。

 

【痛みの理解】

自分がずっと人間として尊重されなかったからこそ、人の痛みが分かるようなりました。

 

人に何かを強要したり、暴力を働いたり、そんなことは絶対にしたくないと思います。

 

子供時代は辛かったですが、辛い経験も悪いことばかりじゃないってことですね。

 

親と縁を切った人は、自分で大きな決断をして、自立して強く生きている訳ですから後ろめたさなんて感じることない。堂々としていいと思います。

 

今回の記事が親や家族関係に苦しんでいる人の参考になれば幸いです。

 

意外と親がいない人だっていますし、なんとかなるもんです。

 

自分の人生を生きようぜ。